「夏の間は元気だったのに、秋になってからなんだか気分が沈む」

「理由はないけれど、少し寂しい」
「夕方になると、もの悲しい気持ちになる」
「昔のことを思い出したり、考え込んだりすることが増えた」


そんなことはありませんか?

秋は、空が高くなり、風が少しずつ冷たくなっていく季節。

日が暮れるのも早くなり、夏とは空気が大きく変わります。


そんな季節の変化とともに、心も少し内向きになることがあります。

実は漢方の考え方では、秋と「悲」という感情には深い関わりがあるとされています。


今回は、そんな「秋の悲」をテーマに、秋に気分が落ち込みやすくなる理由と、心を穏やかに整えるヒントを考えてみましょう。



秋になると、なぜか寂しくなるのは気のせい?


秋になると、


「なんとなく寂しい」
「気分が沈みやすい」
「やる気が出ない」
「昔のことを思い出す」
「一人になりたくなる」


など、心の変化を感じる人がいます。

もちろん、すべての人に同じ変化が起こるわけではありません。

でも、季節が変わることで私たちの生活環境は大きく変化します。


日照時間が短くなり、気温や湿度も変わります。

夏のように外で活動する時間が減り、家の中で過ごす時間が増える人もいるでしょう。


こうした環境の変化は、睡眠や生活リズム、体調にも影響します。

そして体の変化は、心の状態とも無関係ではありません。


「秋になったら、なんだか気分が違う」

そんな感覚があっても、不思議なことではないのです。



漢方では「秋」と「悲」を結びつけて考えます


漢方・中医学には、自然界と人の体はつながっているという考え方があります。

季節ごとの特徴と、体の働きや感情などを関連づけて考える「五行」という考え方も、その一つです。

その中で、秋は「肺」と関係が深い季節とされます。


そして、肺と関連する感情として挙げられるのが、

「悲・憂」

です。


ここでいう「悲」は、必ずしも「悲しいことが起こる」という意味ではありません。

もの悲しさや、寂しさ、憂い、感傷的な気持ちなども含めて考えます。


秋の風景を見て、

「なんだか寂しいな」

と感じたり、昔のことを思い出したりするのも、ある意味では秋らしい心の動きなのかもしれません。



「悲」は、なくさなければいけない感情ではありません


「気分が落ち込む」
「寂しい」


という感情が出てくると、


「もっと前向きにならなきゃ」
「こんなことで落ち込んでいてはいけない」


と、自分の気持ちを押し込めてしまうことがあります。

でも、悲しみや寂しさも、私たちにとって大切な感情です。


何かを大切に思っているから悲しくなる。

何かを失ったから寂しくなる。

頑張ってきたから、ふと立ち止まりたくなる。


そう考えると、「悲」という感情も、ただ取り除けばいいものではありません。

むしろ、


「今、私は少し疲れているのかもしれない」

「少しゆっくりしたいのかもしれない」


と、自分の内側に気づくきっかけになることがあります。



秋は「外へ向かう」から「内側へ向かう」季節


夏は、日が長く、活動的に過ごす時間も増えます。

外に出る機会が増えたり、人と会うことが多くなったり、自然と活動量が増えたり。


一方、秋になると日が短くなり、少しずつ静かな時間が増えていきます。

漢方では、季節の流れに合わせて暮らすことも大切にします。


秋になったら、夏と同じように動き続けるのではなく、

少しずつ内側に目を向けていく。

それも秋の養生の一つです。


「元気いっぱいでいなければ」と頑張るのではなく、

「今日は少しゆっくりしよう」

と、自分に余白をつくる。


それだけでも、心の負担が軽くなることがあります。



秋の「悲」が強くなりすぎないためにできること


では、秋の心の変化に対して、私たちは何ができるでしょうか。


① 朝の光を浴びる


秋は日が短くなるため、朝起きる時間にも意識を向けてみましょう。


カーテンを開けて朝の光を浴びる。

少し外に出て空気を感じる。


そんな小さな習慣でも、生活リズムを整えるきっかけになります。

朝の光は、体内時計を整えるうえでも大切です。


② 深くゆっくり呼吸する


秋に関係が深いとされる「肺」。

もちろん、漢方でいう「肺」は西洋医学でいう肺そのものだけを指すわけではありません。

呼吸や皮膚など、体の外側との関わりも含めて考えます。


だからこそ秋は、意識して呼吸する時間をつくってみるのもおすすめです。

鼻からゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。

忙しい毎日の中で、数回でもいいので呼吸に意識を向けてみましょう。


③ 温かいものを食べる


秋が深まるにつれて、冷たいものより温かいものが恋しくなります。

スープやお味噌汁、温かいお茶など、体をほっとさせるものを取り入れてみましょう。


旬の食材を楽しむのもおすすめです。

梨やれんこん、白きくらげなど、秋に取り入れやすい食材もあります。

食事は「何を食べるか」だけでなく、季節に合わせて楽しむことも養生になります。


④ 一人の時間を悪いものにしない


「最近、人と会う気分になれない」


そんなとき、無理に予定を詰め込む必要はありません。

もちろん、誰かと話すことで元気になることもあります。

でも、ときには静かに過ごす時間も必要です。


好きな音楽を聴く。

温かい飲み物を飲む。

本を読む。

少し早く布団に入る。


「何もしない時間」を、自分を休ませる時間として大切にしてみてください。


⑤ 「今の自分」に目を向ける


秋になると、過去を振り返ったり、これからのことを考えたりすることもあるかもしれません。

そんなとき、


「去年の私はもっと元気だった」
「もっと頑張らなくちゃ」


と比べるのではなく、


「今の私はどう感じている?」


と、自分に問いかけてみましょう。

体の疲れ、睡眠、食欲、気分。

少しずつ変化を感じ取ることが、自分の体と仲良くなる第一歩です。



「なんとなく気分が落ち込む」を放っておかないで


季節による一時的な気分の変化なら、生活リズムを整えたり、休息をとったりすることで落ち着いていくこともあります。

ただし、


・気分の落ち込みが長く続く
・何をしても楽しめない
・眠れない、または眠りすぎる
・食欲が大きく変化した
・仕事や家事がつらくなってきた
・自分を責め続けてしまう


など、日常生活に影響するほどの変化がある場合は、「秋だから」と片付けないことも大切です。

心の不調も、早めに専門家へ相談してよいものです。

医療機関などに相談しながら、生活習慣や漢方を含めた体のケアを考えていくこともできます。



秋は、自分の内側に目を向ける季節


季節が変わると、体だけでなく心も少しずつ変化します。


元気いっぱいの日もあれば、なんとなく気分が沈む日もある。

人に会いたい日もあれば、一人で静かに過ごしたい日もある。


それは、いつも前向きでいなければいけないわけではないからです。

漢方では、自然の変化に合わせて自分の体や心も調整していくことを大切にします。


秋に感じる「悲」も、「もっと元気にならなきゃ」というサインではなく、

少し立ち止まって自分を見つめる時間を知らせてくれているのかもしれません。


「最近ちょっと疲れているかも」

「本当は無理していたのかも」


そんな小さな気づきを、大切にしてみてください。

自分の体と仲良くなるということは、元気な自分だけを大切にすることではありません。


少し疲れた自分も、ちょっと寂しい自分も、そのまま受け止めてあげること。

それも、自分を大切にすることの一つです。


秋の静かな時間に、少しだけ自分の心と体に耳を傾けてみませんか?


漢方なでしこでは、体の症状だけでなく、睡眠や生活リズム、気分の変化なども含めてお話を伺いながら、

その方に合った整え方を一緒に考えています。


「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が違う」

そんなときも、一人で抱え込まずにご相談ください。


体の声に耳を傾けることから、整う時間がはじまります。


その先にある、あなた本来の笑顔と輝きを目指して。


秋光

漢方なでしこのこだわり
不調を根本から紐解く。あなた専用のカウンセリングで、健やかな毎日へ。

サンプルテキスト

  • 心身の不調に向き合う丁寧な対話

    症状だけを見るのではなく、その背景にある体質や生活習慣、ストレスなど、一人ひとりの悩みと深く向き合います。じっくりと対話を重ねることで、不調の根本原因を明確にし、心と体のバランスを整える最適な提案を行います。

  • 自然の力で内側から健やかな体へ

    漢方の力を借りて体の内側から整えることにこだわっています。血流や巡りを改善し、体が本来持つ自己治癒力を高めることで、一時的な対処にとどまらない、健やかで調和のとれた体質へと根本から導いていくことを大切にしています。

  • 継続的に寄り添う安心の伴走支援

    初めて漢方を取り入れる方でも安心して始められるよう、体調の変化に合わせて継続的に相談できる体制を整えています。日々の生活の中で無理なく続けられるケアを一緒に考え、健康をトータルでサポートする伴走者として寄り添います。

Message 薬剤師/臨床漢方カウンセラー 山根 生子


なんとなく体が不調で理由もわからない。そんな不安を抱えていませんか?

当店では、単に漢方薬をご提案するだけではなく、お一人おひとりの生活背景や体質を深く伺う「対話」を最も大切にしています。不調の根源を一緒に紐解き、漢方の自然の力を借りて、あなたが本来持つ自己治癒力を高め、心身の調和を取り戻すお手伝いをいたします。初めて漢方を取り入れる方でもご安心ください。体調の変化に丁寧に寄り添い、健やかな毎日へと導く伴走者でありたいと思っています。日々の疲れや肌悩み、気分の浮き沈みなど、どんな些細なことでも構いません。

内側から輝くあなたらしさを、一緒に取り戻していきましょう。

ご来店を心よりお待ちしております。

お気軽にお問い合わせください。

お急ぎの場合は電話窓口まで、

お気軽にお問い合わせください。

営業時間 月・火・水・金:9:00~17:00
木・土:9:00~13:00
※土は第1・第3のみ営業

Access

漢方なでしこ

住所

〒680-0905

鳥取県鳥取市賀露町4041

Google MAPで確認
電話番号

0857-30-3351

0857-30-3351

営業時間

月・火・水・金:9:00~17:00

木・土:9:00~13:00

※土は第1・第3のみ営業

定休日

日・祝

※土は第1・第3のみ営業

代表者名 山根 生子
施設案内 バリアフリー、駐車場あり
最寄りの施設 イオンモール鳥取北から車で約2分
賀露町に店舗を構えており、イオンモールから車で約2分とアクセスしやすい立地です。駐車場もご用意しておりますので、お車でお越しの際も安心です。バリアフリー対応で、車椅子の方もご利用いただけます。予約制のため、お待たせすることなくゆっくりとお話を伺えます。

Contact

お問い合わせ

modal

Related

関連記事