「特に心配なことがあるわけではないのに、なんだか落ち着かない」

「これから先のことを考えると、急に不安になる」

「家族も仕事も、いつも通り。なのに、心だけがざわざわしている」


そんなふうに感じることはありませんか?

はっきりとした理由があれば対処できるかもしれません。

でも、何が不安なのか自分でもよくわからないときは、どうしたらいいのか戸惑ってしまいますよね。


周りから見ればいつも通りに過ごしていても、心の中ではずっと何かを気にしていたり、

気持ちを落ち着かせようと頑張っていたり。


「気にしすぎなのかな」
「もっとしっかりしなきゃ」


そんなふうに、自分の気持ちを抑え込んでしまう人もいるかもしれません。

でも、不安を感じる自分を責める必要はありません。


心の状態は、体の状態ともつながっています。

今回は、理由のはっきりしない不安感について、漢方の視点から考えてみましょう。



不安な気持ちは、心だけの問題ではない?


私たちの心と体は、別々に働いているわけではありません。

疲れがたまっているとき、睡眠が十分に取れていないとき、食事が不規則になっているとき。


普段なら気にならないことが気になったり、いつもより心配性になったりすることはありませんか?

反対に、不安や緊張が続くと、眠れなくなったり、胃腸の調子が悪くなったり、肩に力が入ったりすることもあります。


心と体は、お互いに影響し合っています。

そのため、不安を感じたときに「考え方を変えなきゃ」と心だけに働きかけるのではなく、

今の体の状態にも目を向けてみることが大切です。



漢方では「気」と「血」から心の状態を考える


漢方では、心と体を切り離さず、全体のバランスを見ながら体質を考えていきます。

そのときに大切な考え方の一つが、「気」と「血」です。


「気」が不足しているとき


漢方でいう「気」は、元気や気力だけでなく、体を動かし、さまざまな働きを支えるエネルギーのようなものです。

気が不足していると考えられる状態では、


  • 疲れやすく、気力がわかない

  • ちょっとしたことで心細くなる

  • 何かをする前から不安になる

  • 休んでも疲れが取れにくい


といった状態が見られることがあります。


忙しい毎日を送り、周りのことを優先しているうちに、自分のために使えるエネルギーが少なくなっているのかもしれません。

そんなときは、無理に元気を出そうとするよりも、まずは休息を取ることや、食事を整えることから始めてみましょう。


「気」のめぐりが滞っているとき


気は、量が足りているかどうかだけでなく、体の中をスムーズにめぐっているかどうかも大切です。

漢方では、気のめぐりが滞った状態を「気滞(きたい)」と呼びます。

このような状態では、


  • ため息が増える

  • 胸やお腹が張る感じがする

  • なんとなく気分がすっきりしない

  • 緊張するとお腹の調子が悪くなる


などの変化が見られることがあります。

気持ちをうまく切り替えられなかったり、考えごとが頭から離れなかったりするときも、

気のめぐりという視点から体質を考えることがあります。


深呼吸をしたり、軽く体を動かしたり、誰かに話を聞いてもらったり。

気持ちを無理に切り替えようとするのではなく、少しずつ緊張をゆるめる時間を作ってみましょう。


「血」が不足しているとき


漢方でいう「血(けつ)」は、全身に栄養を届け、心や体を支えるものとして考えられています。

血が不足していると考えられる状態では、


  • 眠りが浅い

  • 夢をよく見る

  • 物事が気になって落ち着かない

  • 顔色がすぐれない

  • 目が疲れやすい


などの変化を伴うことがあります。


特に、忙しくて食事がおろそかになっていたり、月経などで血を消耗しやすかったりする人は、食事や睡眠を見直すことも大切です。


ただし、不安感があるからといって、必ず気や血に問題があるというわけではありません。

実際には、さまざまな要因が重なっていることもあります。

漢方では、不安という症状だけで判断せず、その人の体質や生活、ほかに感じている不調も含めて考えていきます。



不安を感じるときに、今日からできること


不安を感じたとき、すぐに気持ちを切り替えようとしなくても大丈夫です。

まずは、心と体を少し休ませることから始めてみませんか?


① 温かいものを飲んで、ひと息つく


不安なときは、知らず知らずのうちに体にも力が入っていることがあります。

そんなときは、白湯や温かいお茶をゆっくり飲んでみましょう。

飲み物の温かさを感じながら、少しだけ手を止めてみる。

それだけでも、自分の状態に意識を向けるきっかけになります。


② 呼吸をゆっくり吐いてみる


不安や緊張を感じているときは、呼吸が浅くなっていることがあります。

そんなときは、無理に大きく吸おうとせず、まずはゆっくり息を吐いてみましょう。


肩の力を抜いて、吐く息に意識を向ける。

数回繰り返すだけでも、ひと息つく時間を作れます。

苦しさを感じる場合は無理をせず、自然な呼吸に戻してくださいね。


③ 「ちゃんとしなきゃ」を少しだけ手放す


家事も仕事も、家族のことも。

毎日やることがたくさんあると、気づかないうちに「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが強くなっていることがあります。


でも、いつも完璧でなくても大丈夫。

今日は一つ、後回しにしてもいいことを見つけてみませんか?

頑張ることだけでなく、休むことも、自分を大切にするための行動です。


④ 食事と睡眠を振り返ってみる


最近、食事を抜いたり、簡単なもので済ませたりしていませんか?

夜更かしが続いていたり、寝ても疲れが取れなかったりしませんか?


心の不調が気になるときこそ、基本的な生活を振り返ってみることも大切です。

温かい汁物を一品加える、少し早めに布団に入る。

大きく生活を変えようとしなくても、できることからで十分です。



不安が続くときは、一人で抱え込まないで


理由のはっきりしない不安感は、周りの人に説明しにくいこともあります。

「何が不安なの?」と聞かれても、自分でもわからない。

だからこそ、「こんなことで相談していいのかな」と迷ってしまう人もいるかもしれません。


でも、不安が長く続いているときや、眠れない、食欲が落ちる、仕事や家事が手につかないなど、

日常生活に影響が出ているときは、医療機関や専門家に相談してみてください。

不安感の背景には、心身のさまざまな状態が関係していることがあります。必要に応じて、医療機関で原因を確認することも大切です。


漢方も、不安を感じるすべての人に同じように合うわけではありません。

今の体質や症状、服用している薬などを踏まえて、適切な方法を考えることが大切です。



自分の心と体に、目を向けてみませんか?


理由がわからない不安を感じると、「自分が弱いからかな」「もっと前向きにならなきゃ」と考えてしまうことがあるかもしれません。

でも、不安を感じること自体が、いけないわけではありません。


もしかしたら、疲れがたまっているのかもしれない。
少し頑張りすぎているのかもしれない。
自分でも気づかないうちに、無理を重ねているのかもしれない。


だからこそ、不安を無理に消そうとする前に、今の自分の心と体に目を向けてみてほしいのです。


漢方では、目の前の症状だけでなく、体質や生活習慣、心の状態も含めて、その人全体を見ていきます。

漢方なでしこでも、お一人おひとりのお話を伺いながら、今の体の状態や日々の過ごし方を一緒に考えています。


「これくらい大丈夫」と頑張り続けるのではなく、自分の体の声に耳を傾けること。

その小さな一歩が、自分の心と体と、もう少し仲良くなるきっかけになるかもしれません。


ブルーベリー

漢方なでしこのこだわり
不調を根本から紐解く。あなた専用のカウンセリングで、健やかな毎日へ。

サンプルテキスト

  • 心身の不調に向き合う丁寧な対話

    症状だけを見るのではなく、その背景にある体質や生活習慣、ストレスなど、一人ひとりの悩みと深く向き合います。じっくりと対話を重ねることで、不調の根本原因を明確にし、心と体のバランスを整える最適な提案を行います。

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    初めて漢方を取り入れる方でも安心して始められるよう、体調の変化に合わせて継続的に相談できる体制を整えています。日々の生活の中で無理なく続けられるケアを一緒に考え、健康をトータルでサポートする伴走者として寄り添います。

Message 薬剤師/臨床漢方カウンセラー 山根 生子


なんとなく体が不調で理由もわからない。そんな不安を抱えていませんか?

当店では、単に漢方薬をご提案するだけではなく、お一人おひとりの生活背景や体質を深く伺う「対話」を最も大切にしています。不調の根源を一緒に紐解き、漢方の自然の力を借りて、あなたが本来持つ自己治癒力を高め、心身の調和を取り戻すお手伝いをいたします。初めて漢方を取り入れる方でもご安心ください。体調の変化に丁寧に寄り添い、健やかな毎日へと導く伴走者でありたいと思っています。日々の疲れや肌悩み、気分の浮き沈みなど、どんな些細なことでも構いません。

内側から輝くあなたらしさを、一緒に取り戻していきましょう。

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