「朝になっても、なかなか起きられない」

「目は覚めているのに、体が重くて起き上がれない」

「立ち上がるとふらついたり、気分が悪くなったりする」


そんな朝のつらさを感じていませんか?


子どもの場合は、何度声をかけても起きられず、学校に行く時間になっても布団から出られない。

大人の場合は、仕事や家事が待っているのに、体が思うように動かない。なんとか起きても、午前中はずっと頭がぼんやりしている。


周りからは「早く寝ればいいのに」「気合いが足りないのでは?」と思われてしまうこともあるかもしれません。

でも、朝起きられないのは、必ずしも本人の気持ちや努力だけの問題ではありません。


睡眠や生活リズムの影響だけでなく、血圧の調節、体の病気、心の状態など、さまざまな要因が関係していることがあります。

今回は、子どもから大人まで悩むことのある「朝起きられない」という不調について、漢方の視点も交えながら考えてみましょう。



朝起きられないのは、なぜ?


私たちの体は、眠っている状態から起き上がるとき、血圧や心拍数などを調節して、脳や全身に血液を届けています。

この調節がうまくいかないと、立ち上がったときにふらついたり、気分が悪くなったりすることがあります。

子どもや思春期の年代で見られるものの一つが、**起立性調節障害(OD)**です。


起立性調節障害では、朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛、動悸、倦怠感などの症状が現れることがあります。

午前中は調子が悪く、午後になると少し楽になる場合もあります。


一方、大人の朝の不調には、睡眠不足や睡眠の質の低下、生活リズムの乱れ、貧血、甲状腺の病気、

睡眠時無呼吸症候群、心の不調など、さまざまな原因が考えられます。


もちろん、朝起きられない人が、みんな起立性調節障害というわけではありません。

「いつものことだから」と我慢せず、症状が続いたり、日常生活に支障が出たりする場合は、

医療機関に相談して原因を確認することが大切です。



漢方では「朝起きられない」をどう考える?


漢方では、症状だけを見るのではなく、その人の体質や食欲、睡眠、便通、冷えの有無など、体全体の状態を見ながら考えていきます。

同じように朝起きられない人でも、疲れやすさが目立つ人、食欲がない人、冷えやすい人、めまいやふらつきを伴う人など、

状態はさまざまです。


1.元気をつくる「気」が不足している


漢方でいう「気」は、元気や気力だけでなく、体を動かし、さまざまな働きを支えるエネルギーのようなものです。

気が不足していると考えられる状態では、


  • 朝から元気が出ない

  • 疲れやすく、すぐに横になりたくなる

  • 食が細い

  • 少し動くだけでも疲れてしまう


といった様子が見られることがあります。

漢方では、このような状態を「気虚(ききょ)」という考え方で捉えることがあります。


子どもは成長のために、大人は仕事や家事などの日々の活動のために、エネルギーを必要としています。

食事が十分に取れているか、睡眠が足りているか、活動と休息のバランスが取れているかを振り返ることも大切です。


2.食事から体を養う「脾胃」の働き


漢方では、食べ物から体に必要なものを取り入れ、エネルギーを生み出す働きを「脾胃(ひい)」と考えます。

ここでいう脾胃は、西洋医学でいう脾臓や胃そのものと同じ意味ではなく、消化吸収などに関わる働きを表す概念です。

胃腸の働きが弱っていると考えられる場合には、


  • 食欲がない

  • 食べるとすぐにお腹がいっぱいになる

  • お腹を壊しやすい

  • 食事の量が少なく、疲れやすい


といった様子を伴うことがあります。

忙しい大人は食事を後回しにしがちですし、子どもも朝は食欲がわかないことがあります。


無理にたくさん食べようとするのではなく、まずは食事の時間や量、胃腸の調子を振り返ってみましょう。


3.「血」の不足や、めぐりのバランス


漢方でいう「血(けつ)」は、全身に栄養を届け、心や体を支えるものとして考えられています。

血が不足していると考えられる状態では、


  • 顔色がすぐれない

  • 立ちくらみがする

  • 目が疲れやすい

  • 眠りが浅い

  • 疲れやすい


などの変化を伴うことがあります。


また、漢方では「水(すい)」のめぐりにも目を向けます。

体の中の水分の偏りが、むくみや頭重感などとともに現れていないかを考えることもあります。


ただし、こうした症状があるからといって、必ず漢方でいう気・血・水の乱れが原因だとは限りません。

漢方では、複数の症状や体質を組み合わせて、その人に合った考え方を探っていきます。



朝のつらさを和らげるために、できること


朝起きられないときは、起きることだけに意識が向きがちです。

でも、朝の過ごし方だけでなく、前日の夜や日中の過ごし方も含めて見直してみましょう。


① 起きる時間と寝る時間を振り返る


睡眠時間が足りていなかったり、寝る時間が日によって大きく違ったりすると、朝の目覚めに影響することがあります。

できる範囲で、寝る時間と起きる時間を整えてみましょう。


朝はカーテンを開けて自然光を取り入れ、夜は寝る直前のスマートフォンや明るい画面を控えるなど、

昼夜のメリハリをつけることも役立ちます。


ただし、十分に寝ているのに起きられない場合や、生活リズムを整えても改善しない場合は、

睡眠や体の病気が関係していないか確認することも大切です。


② 水分と食事を大切にする


水分不足は、立ちくらみなどを悪化させる要因になることがあります。

日中から少しずつ水分を取り、食事もできるだけ規則的に取ることを意識してみましょう。


起立性調節障害では水分や塩分の摂取が勧められることもありますが、必要な量は年齢や体の状態によって異なります。

医師の指示に従い、自己判断で大きく増やさないようにしてください。


朝食が食べにくい場合は、無理にたくさん食べるのではなく、食べられるものや量を工夫しながら、少しずつ整えていきましょう。


③ 立ち上がるときは、ゆっくりと


朝、立ち上がるとふらついたり、気分が悪くなったりする人は、急に起き上がらず、ゆっくり動くようにしましょう。

いったん座って様子を見てから立ち上がるなど、体調に合わせて工夫してみてください。

ふらつきがあるときは無理をせず、安全な場所で休みましょう。


④ 頑張りすぎていないか、振り返る


仕事、家事、子育て、勉強。

やることがたくさんあると、自分の疲れや不調を後回しにしてしまいがちです。


「これくらい大丈夫」と頑張り続けるのではなく、休息を取ることも大切にしてみませんか?

朝起きられない自分を責める前に、睡眠や食事、日々の負担など、体がつらくなる背景に目を向けてみましょう。



子どもの場合は、周りの理解も大切


子どもが朝起きられない状態が続くと、保護者も不安になります。

学校に遅れてしまう。授業についていけなくなるかもしれない。欠席が増えてしまうかもしれない。


心配だからこそ、つい「早く起きなさい」「頑張って学校に行こう」と声をかけたくなることもあると思います。

でも、本人も起きたいと思っているのに、体が思うように動かない場合があります。


まずは、どんな症状があるのか、いつつらくなるのか、本人の話を聞いてみること。

起立性調節障害が疑われる場合は、小児科などの医療機関で相談し、必要な評価や治療を受けることが大切です。


本人のつらさを気持ちや努力だけの問題にせず、家庭や学校など周囲の人と協力しながら、無理のない対応を考えていきましょう。



朝の不調が続くときは、一人で抱え込まないで


朝起きられない原因は、一つとは限りません。

生活リズムや睡眠の問題だけでなく、体の病気や心の不調が関係していることもあります。


十分に休んでいるのに朝のつらさが続く、めまいや頭痛などを繰り返す、仕事や学校に行くことが難しくなっている。

そんなときは、医療機関に相談してみてください。


失神を繰り返す、胸の痛みや強い動悸がある、運動中に意識を失うなどの場合は、速やかに医療機関で評価を受けましょう。

漢方を取り入れたい場合も、必要な検査や治療を大切にしながら、その人の体質や症状に合わせて検討することが重要です。



自分の体の声に、耳を傾けることから


朝起きられないと、つい「どうしたら起きられるようになるのだろう」と考えてしまいます。

もちろん、毎日の生活リズムを整えることも大切です。

でも、その前に、自分の体がどんな状態なのかを知ることも大切ではないでしょうか。


疲れがたまっているのかもしれない。
睡眠が十分に取れていないのかもしれない。
体の調節機能や、何らかの病気が関係しているのかもしれない。


朝のつらさを気合いや意志の問題だけにせず、体全体に目を向けてみる。


漢方では、症状だけでなく、体質や生活習慣、心の状態なども含めて、その人全体を見ていきます。

漢方なでしこでも、お一人おひとりの体質や生活の様子を伺いながら、心と体のバランスを一緒に考えています。


「これくらい大丈夫」と頑張り続けるのではなく、自分の体の声に耳を傾けること。

その小さな一歩から、朝の過ごし方を見直してみませんか。


美容室2

漢方なでしこのこだわり
不調を根本から紐解く。あなた専用のカウンセリングで、健やかな毎日へ。

サンプルテキスト

  • 心身の不調に向き合う丁寧な対話

    症状だけを見るのではなく、その背景にある体質や生活習慣、ストレスなど、一人ひとりの悩みと深く向き合います。じっくりと対話を重ねることで、不調の根本原因を明確にし、心と体のバランスを整える最適な提案を行います。

  • 自然の力で内側から健やかな体へ

    漢方の力を借りて体の内側から整えることにこだわっています。血流や巡りを改善し、体が本来持つ自己治癒力を高めることで、一時的な対処にとどまらない、健やかで調和のとれた体質へと根本から導いていくことを大切にしています。

  • 継続的に寄り添う安心の伴走支援

    初めて漢方を取り入れる方でも安心して始められるよう、体調の変化に合わせて継続的に相談できる体制を整えています。日々の生活の中で無理なく続けられるケアを一緒に考え、健康をトータルでサポートする伴走者として寄り添います。

Message 薬剤師/臨床漢方カウンセラー 山根 生子


なんとなく体が不調で理由もわからない。そんな不安を抱えていませんか?

当店では、単に漢方薬をご提案するだけではなく、お一人おひとりの生活背景や体質を深く伺う「対話」を最も大切にしています。不調の根源を一緒に紐解き、漢方の自然の力を借りて、あなたが本来持つ自己治癒力を高め、心身の調和を取り戻すお手伝いをいたします。初めて漢方を取り入れる方でもご安心ください。体調の変化に丁寧に寄り添い、健やかな毎日へと導く伴走者でありたいと思っています。日々の疲れや肌悩み、気分の浮き沈みなど、どんな些細なことでも構いません。

内側から輝くあなたらしさを、一緒に取り戻していきましょう。

ご来店を心よりお待ちしております。

お気軽にお問い合わせください。

お急ぎの場合は電話窓口まで、

お気軽にお問い合わせください。

営業時間 月・火・水・金:9:00~17:00
木・土:9:00~13:00
※土は第1・第3のみ営業

Access

漢方なでしこ

住所

〒680-0905

鳥取県鳥取市賀露町4041

Google MAPで確認
電話番号

0857-30-3351

0857-30-3351

営業時間

月・火・水・金:9:00~17:00

木・土:9:00~13:00

※土は第1・第3のみ営業

定休日

日・祝

※土は第1・第3のみ営業

代表者名 山根 生子
施設案内 バリアフリー、駐車場あり
最寄りの施設 イオンモール鳥取北から車で約2分
賀露町に店舗を構えており、イオンモールから車で約2分とアクセスしやすい立地です。駐車場もご用意しておりますので、お車でお越しの際も安心です。バリアフリー対応で、車椅子の方もご利用いただけます。予約制のため、お待たせすることなくゆっくりとお話を伺えます。

Contact

お問い合わせ

modal