朝はなんとか元気に動けるのに、夕方になると急に疲れが出てくる。


「仕事が終わるころには、もうクタクタ…」

「家に帰って夕食を作るのがしんどい」

「子どもに『お母さん、疲れてる?』と言われる」

「夕方になると、頭痛や肩こりまで出てくる」


そんなことはありませんか?

一日の終わりに疲れるのは当たり前。

そう思っている方も多いかもしれません。


もちろん、一日活動すれば疲れるのは自然なことです。

でも、以前よりも明らかに疲れやすくなったり、夕方になると何もする気が起きなくなったりするなら、

単なる「年齢のせい」だけで片づけず、一度自分の体を見直してみてもいいかもしれません。



夕方になると、なぜこんなに疲れるの?


私たちは朝起きてから、仕事や家事、育児、人付き合いなど、さまざまな活動をしています。

体だけでなく、頭もずっと働いています。


朝から使ってきた体力や集中力が夕方になって落ちてくるのは、ある意味自然なこと。

さらに40代頃になると、睡眠の質やホルモンバランス、体力などにも少しずつ変化が出てきます。


以前と同じように生活しているつもりでも、

「前より疲れが残る」

「夕方からの回復力が落ちた気がする」

と感じることもあります。


ここで大切なのは、

「疲れること」そのものよりも、どんな疲れ方をしているか。

ということです。



こんな「夕方の疲れ」はありませんか?


例えば、

・朝は普通だけれど、夕方になると体が重い
・夕方になると眠くて仕方がない
・仕事が終わるころには集中力が切れている
・家に帰ると何もしたくない
・夕食を作る気力がない
・夕方になると頭痛や肩こりが出る
・脚がむくんで靴がきつくなる
・夕方から気分が落ち込みやすい
・休みの日でも夕方になると疲れ切っている
・寝ても疲れが取れず、毎日夕方がつらい


いくつか当てはまる方は、もしかすると「頑張りすぎ」が続いているサインかもしれません。



中医学では「気」が一日の活動を支えています


中医学では、私たちの体を動かしたり、活動したりするためのエネルギーを「気」と考えます。

朝から仕事をして、家事をして、人と話して、考えて、動いて…。

一日を過ごすだけでも、私たちは「気」を使っています。


そのため、もともと体力が少ない方や、疲れがたまっている方は、夕方になると「気」が不足して、

疲労感やだるさが強くなることがあります。

例えば、


「朝からすでに疲れている」

「少し動いただけで疲れる」

「声を出すのもおっくう」

「横になると楽になる」


というような場合には、体を支える力が不足している可能性を考えることがあります。

一方で、疲れているのに頭だけは休まらず、夕方以降も仕事のことを考えてしまう。

そんな場合には、単純に「体力がない」とは限りません。

その人の体質や心身の状態によって、疲れ方も変わってきます。



「血」が不足していても疲れやすくなる?


中医学では「血(けつ)」も重要です。

血は、体のすみずみに栄養を届け、目や脳、筋肉などを支えるものとして考えます。

血が不足しやすいタイプでは、


・疲れやすい
・顔色がすぐれない
・目が疲れやすい
・立ちくらみが気になる
・髪や肌の乾燥が気になる
・眠りが浅い
・生理の量が少ない


などが一緒に見られることがあります。


「夕方になると目がショボショボする」

「頭がぼんやりして集中できない」


という方も、単純な睡眠不足だけではなく、体全体の状態から考えていくことがあります。



「むくみ・重だるさ」があるなら、水の巡りにも注目


夕方になると、

「脚がパンパン」

「靴がきつい」

「体が重い」

という方もいます。


これは前回の「低気圧と不調」の記事でもお話しした「水」の巡りとも関係します。

中医学では、体の中の水分をうまく運び、不要なものを外へ出していく働きも大切に考えます。

もともと水分代謝が苦手な方は、疲れや湿気などが重なることで、体に「重さ」を感じやすくなることがあります。


特に、

疲れ+むくみ+重だるさ

がセットになっている場合には、「ただ疲れているだけ」と考えず、体全体を見ていくことが大切です。



実は「胃腸の元気」も大切です


「疲れたから、栄養のあるものを食べなきゃ」

そう思って、無理にたくさん食べていませんか?


中医学では、食べたものから体に必要なものを作り出す「脾・胃」の働きをとても大切にします。

胃腸が弱っていると、せっかく食べても体を養う力につながりにくいと考えます。


「食べるとすぐ眠くなる」

「夕食を食べるとさらにだるくなる」

「胃もたれしやすい」

「お腹を壊しやすい」


という方は、単純に食事量を増やすより、まず胃腸をいたわることが大切な場合もあります。



夕方に疲れ切らないための養生


では、毎日の生活でできることは何でしょうか。


① 疲れてから休むのではなく、疲れる前に休む


「限界まで頑張ってから休む」という習慣を少し変えてみましょう。

昼休みに少し目を閉じる。

仕事の合間に深呼吸する。

夕方に5分だけ座って休む。

ほんの少しでも、「まだ頑張れるから頑張る」ではなく、「これ以上消耗しないために休む」という考え方を。


② 昼食を軽視しない


忙しいからと昼食を抜いたり、パンやお菓子だけで済ませたりしていませんか?

午後からの活動を支えるためにも、食事は大切です。

胃腸に負担をかけすぎない範囲で、主食・たんぱく質・野菜などをバランスよく。

「午後になると急に力が出ない」という方は、まず食事の取り方を見直してみるのもひとつです。


③ 夕方こそ、少し体を動かす


疲れていると動きたくなくなりますが、座りっぱなしの時間が長い場合は、軽く体を動かすことでスッキリすることもあります。

肩を回す。

脚を伸ばす。

少し歩く。

頑張って運動する必要はありません。

「巡らせる」くらいの気持ちで十分です。


④ 夜に予定を詰め込みすぎない

仕事が終わった後も、家事、買い物、子どものこと、付き合い…。

一日中頑張り続けていませんか?

毎日すべてを完璧にこなそうとすると、体は休む暇がありません。

「今日はここまで」と決めることも、大切な養生です。



「夕方に疲れるのは年齢のせい」で終わらせない


40代になると、若い頃と同じようにはいかないことも増えてきます。

でも、

「40代だから仕方ない」

「みんなこんなもの」

と、全部を年齢のせいにしてしまうのは少しもったいない。


疲れやすくなった背景には、


睡眠不足
食事の乱れ
ストレス
運動不足
冷え
生理周期
更年期前後の変化
胃腸の弱り
体質による「気・血・水」のバランス


など、さまざまな要素が関係していることがあります。

だからこそ、

「私はなぜ夕方になると、こんなに疲れるんだろう?」

と、自分の体に目を向けてみてください。



鳥取で漢方相談をお探しの方へ


夕方になると疲れ切ってしまう。

でも、病院に行くほどなのかも分からない。

そんな「なんとなくの不調」こそ、体からの小さなサインかもしれません。


漢方なでしこでは、ひとつの症状だけを見るのではなく、睡眠、食事、冷え、むくみ、生理周期、疲れ方など、

日々の生活も含めてお話を伺い、その方の体質や状態を一緒に考えていきます。


「疲れたら休む」のはもちろん大切。

でも、本当はその前に、

「疲れすぎないように、自分の体をいたわる」

ことも大切なのかもしれません。


夕方まで頑張り続けることだけが、いいことではありません。

今日の自分の体に必要なのは、もうひと頑張りなのか、それとも休むことなのか。


体の声に耳を傾けながら、少しずつ「自分の体と仲良くなる」。

そんな毎日を、漢方なでしこがお手伝いできたらと思っています。


※強い疲労感が長期間続く場合や、急激な体調変化、息切れ、動悸、体重減少などを伴う場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


茶 薬膳

漢方なでしこのこだわり
不調を根本から紐解く。あなた専用のカウンセリングで、健やかな毎日へ。

サンプルテキスト

  • 心身の不調に向き合う丁寧な対話

    症状だけを見るのではなく、その背景にある体質や生活習慣、ストレスなど、一人ひとりの悩みと深く向き合います。じっくりと対話を重ねることで、不調の根本原因を明確にし、心と体のバランスを整える最適な提案を行います。

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Message 薬剤師/臨床漢方カウンセラー 山根 生子


なんとなく体が不調で理由もわからない。そんな不安を抱えていませんか?

当店では、単に漢方薬をご提案するだけではなく、お一人おひとりの生活背景や体質を深く伺う「対話」を最も大切にしています。不調の根源を一緒に紐解き、漢方の自然の力を借りて、あなたが本来持つ自己治癒力を高め、心身の調和を取り戻すお手伝いをいたします。初めて漢方を取り入れる方でもご安心ください。体調の変化に丁寧に寄り添い、健やかな毎日へと導く伴走者でありたいと思っています。日々の疲れや肌悩み、気分の浮き沈みなど、どんな些細なことでも構いません。

内側から輝くあなたらしさを、一緒に取り戻していきましょう。

ご来店を心よりお待ちしております。

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